令和元年度事業計画  
Ⅰ 方針
  平成31年度、令和元年度は、墓苑創建60周年の節目の年であり、これ
を各事業に反映することを重視して奉仕会業務を運営する。
業務実施にあたっては、第1には戦没者崇敬に関する思想の普及のため、
奉仕会主催の秋季慰霊祭を厳粛に実施し、拝礼式、遺骨引渡式などの行事、
諸団体の行う慰霊行事並びに一般参拝者などへの着実な支援を行うとともに
墓苑の普及広報のため広報紙「千鳥ヶ淵」、ホームページ等による的確な情報
の提供を行う。
 第2には国が行う墓苑の維持管理等の業務に積極的に協力する。
 第3には奉仕会業務の綿密、着実な運営を図る。

Ⅱ 戦没者崇敬に関する思想の普及
 1 秋季慰霊祭の実施                     
  10月18日(金)、皇族殿下のご臨席を仰ぎ、奉仕会主催による秋季慰霊
祭を厳粛に実施する。この際、戦没者の遺族・戦友等は勿論、遺族・戦友会
の子、孫その他の団体等、特に継承世代(※)への多数参加促進を図る。ま
た、戦没者崇敬思想の普及に関して幅広く国民層に働きかけ、特に、継承世
代の意識昂揚に努める。
※継承世代:戦争体験並びに戦没者慰霊を引き継いでいく世代

 2 国・諸団体による慰霊行事並びに一般参拝者への支援 
(1)  厚生労働省主催の「拝礼式」「遺骨引渡式」の支援
 5月27日(月)に行われる拝礼式及び年間を通じて行われる遺骨引渡式を支援する。
 
(2)  諸団体による慰霊行事並びに一般参拝者への支援
 緒団体が行う慰霊行事並びに一般参拝が、厳粛かつ整斉円滑に行えるよう参拝者ファーストの精神で支援する。特に諸団体の慰霊行事の実施にあたっては、事前の調整会議を開催して準備を周到にするとともに、施設使用の申請段階から実施に至るまでの間、綿密な情報提供、必要な物品の貸し出し等積極的に支援する。
 
  (3) 墓苑献花台の献花奉仕を支援
 帝国華道院研究部による毎週(冬期は隔週)の献花台への献花を支援する。
 
(4)  春・秋の奉仕茶会の行事に協力
 千鳥ヶ淵戦没者墓苑奉仕茶会による春4月7日(日)、秋11月
     10日(日)の奉仕茶会に協力する。

    年間主要慰霊行事等予定表           別表
     
 3 墓苑創建60周年記念事業の実施
   以下の各種事業を実施して、継承世代の意識昂揚並びに奉仕会の基盤拡大を図るとともに、墓苑60年の足跡の確認・記録と継承を図る。
(1) 記念行事の開催
 a 感謝状の贈呈
 慰霊行事、墓苑業務、奉仕会活動等における貢献者に対し謝意を表す。贈呈時期は6月に団体、個人の2回に分けて実施する。

 b 野外コンサート
 自衛隊音楽隊等によるコンサート等を、墓苑参拝者の多い時期に開催する。

 c パネル展
 厚生労働省提供の既存のパネル及び奉仕会が独自に作成するパネルを、桜開花時期、慰霊祭、終戦の日を含む前後の参拝者の多い期間に展示する。

 d 講演会
 他団体が実施する総会等の会合の際に、奉仕会から人員を派遣し、墓苑について説明・広報する。

(2) 施設整備
 a 墓苑広報展示システムの整備
   休憩所に墓苑広報展示システムを設置・情報を提供し、来苑者に墓苑、
  慰霊祭等を広報する。今年度はシステムの全般設計及び一部システムの導
  入を図り、じ後、段階的に内容を拡充・充実させる。


 b 事務所設備品の更新・充実
  60周年を契機に、事務所設備品の必要な更新及び充実を図る。

(3) 印刷物の発刊
 a 「墓苑創建60年史」
    「千鳥ヶ淵戦没者墓苑創建60年史」を編集する。特に、「創建50年
史」作成以降の創建50~60周年間の資料を整理・記録し、将来への継承の資とする。

 b 広報紙「千鳥ヶ淵」復刻版
    広報紙「千鳥ヶ淵」復刻版を編集・製本し、同紙60年の記録の保存を図り、継承の資とする。

 c 広報紙「千鳥ヶ淵」60周年記念号
    「温故知新」をテーマに、広報紙「60周年記念号」を発刊する。
    この際、60年史との内容の吻合を図る。

 d 会員募集パンフレット
    会員募集パンフレットを作成し、会員の増勢に資する。

     
 4 墓苑の普及広報
  奉仕会が行う各種事業、特に、創建60周年記念事業に密接に連携した積極、計画的な広報を実施し、戦没者崇敬思想の普及及び奉仕会の人的、財政的基盤の充実に寄与する。
(1) 広報紙「千鳥ヶ淵」の発行、配布
 2ヶ月毎、4ページ・タブロイド・カラー版、7千部を発刊し、奉仕会会員等、関係省庁、国会図書館、各都道府県庁・同遺族会、戦友会、篤志団体等に配布並びに参拝者用に苑内に準備する。内容は奉仕会主催の秋季慰霊祭、厚生労働省主催拝礼式、遺骨引渡式、諸団体により行われる慰霊行事、一般参拝者の状況、その他戦没者に対する慰霊奉賛活動、遺骨収集に関連する活動、墓苑の創建に関する記事の連載、創建60周年記念事業の周知等、幅広く墓苑内外の各種の情報を提供し、墓苑の普及広報と共に戦没者慰霊奉賛の機運を醸成する。
 
 
(2) ホームページによる広報
 墓苑の行事、奉仕会の活動状況、特に、創建60周年記念行事等を適時に案内、紹介するとともに、関連行事の動画も掲載し理解の促進を図る。また、環境省の管理事務所と協力して墓苑内の植物・小動物等を紹介し、より親しみやすいものにして幅広く一般国民に対して広報の実を上げる事に努める。

(3) 参拝者等に対する積極的な広報
団体及び一般参拝者等に対して積極的に案内、広報して墓苑の
周知理解を図る。この際広報紙等を配布、利用するなどにより理解
を深め広報基盤の拡大に努める。併せて会員への入会を勧誘する。

(4) 広報展示システムの設置
 休憩所内に広報展示システムを設置し、動画及びスライド等により墓苑及び奉仕会の紹介を行い、参拝者の墓苑及び戦没者慰霊に関する
理解の促進を図る。

(5) マスコミの活用
 秋季慰霊祭、60年記念事業等、マスコミに対しては積極的に行事案内を行い、取材に対しては便宜を図る等、マスコミを通じての墓苑の普及広報に努める。
     
(6) 前屋に於ける広報写真の展示
 墓苑を訪れた一般の参拝者等に対して、前屋に秋季慰霊祭、拝礼式、遺骨引渡式並びに各種団体等の行う慰霊行事等の写真を展示して墓苑の近況を分かりやすく紹介するとともに、60周年記念行事の案内を行う。

(7) 墓苑広報板の設置
 休憩所内の墓苑広報板により、一般参拝者等への墓苑に関する分かりやすい情報を提供するとともに、60周年記念行事の案内を行う。
 
(8) 広報用パンフレット、奉仕会への入会案内を休憩室等に設置し、会員の増勢に資するとともに、視聴覚用器材(プロジェクター等)を活用し、参拝者への理解の促進を図る。

Ⅲ  国が行う墓苑の維持管理等の業務に積極的に協力 
1 六角堂周辺の清掃等
六角堂周辺、特に墓前及び休憩所の清掃・整理整頓を毎朝および日中適
  時に積極的に行い清新な参拝等に協力する。
 
 2 墓前に参拝者用の慰霊献花のための菊花を準備、管理する。

 3 休憩所等に保管する図書及び資料の整理整頓並びに閲覧案内、図書閲覧
者記録簿の管理を行う。

Ⅳ  奉仕会業務の綿密、着実な運営
 1 戦史資料の収集整理及び調査研究
(1) 大東亜戦争や遺骨収集、戦没者慰霊等に関する各種資料の収集整理を行い、広報紙の関連記事として掲載するほか、成果を蓄積・保管する。
(2) 遺族、参拝者等の要望に応じ、戦闘戦史・部隊史等に関する調査・
  研究を行い必要な情報を提供する。
 
 2 各種会議の開催
(1) 理事会・評議員会
第一回通常理事会を4月18日(木)、定時評議員会を5月21日(火)
並びに第二回通常理事会を令和2年度2月中旬に実施する。
 
(2) その他各種会議
・ 参与会を厚生労働省主催の「拝礼式」の終了後に実施する。
・ 慰霊行事実施団体の参加による慰霊行事調整会議を、令和2年度業務開始前、2月下旬頃に実施して各団体等の行事実施に関しての諸調整を行う。

 3 献花用の菊花及び飲料等の準備              
   参拝者用に墓前に菊花、休憩所に飲料水、土産品等を準備販売する。
   
 4 奉仕会の基盤充実
奉仕会会員の増勢及び助成金の獲得等の努力により会の運営基盤の充実
  を図る。特に、他の戦没者慰霊奉賛団体等との連携、協力支援を得て、奉
  仕会業務の広報とともに、幅広く会員の増勢を図り基盤拡大に努める。
 
5 内閣府への報告
   法令に基づき事業計画等及び事業報告等を的確に行う。