![]() |
戦没者墓苑内の花・木・小動物 |
千鳥ヶ淵戦没者墓苑は5千坪の墓苑内には約4千本の常緑樹を主体にした木々が植えられており、 又四季折々花が色鮮やかに咲き、苑内を彩り閑静な環境と景観を保っております。 花々に集う小動物もお楽しみ下さい。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
上:
羽根の中央部に銀色の斑紋が無く、やや小さいのがキチョウ。
中左:
中右:
下左:ヤマノイモが結実
下右:
(十一月十六日記)
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
樹皮が滑らかで滑りやすいことから「猿滑」と記すこともありますが、実際に猿で実験すると滑ることなく登ってしまうようです。
上右:ソテツです。枯れかかったときに鉄くぎを打ち込むと蘇るとの言い伝えが名前の由来です。
中左:キリギリスです。実は雑食性で激しい攻撃性を持ちます。縄張りに侵入してくる同性個体に対してはしばしば「共食い」することもあります。
中右:ムクゲです。日本へは奈良時代に渡来。
禁花とされていました。
下左:茶です。現在、栽培されている茶ノ木にはなるべく花が咲かないように品種改良されています。茶葉に栄養が行くようにするためです。
下右:通常ミンミンゼミの初鳴きは七月下旬ですが、今年は梅雨明けが早かったためか、ミンミンゼミの初鳴きは七月初めごろでした。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
上段: 左はナツツバキ 右は 二段目:左は 右は 三段目:左はサンゴシトウ(珊瑚刺桐)が開花。 花の形がサンゴに似ていて、茎に棘があることから命名されました。 右は 下段:左は 右は すぐに二回目に羽化した成虫が発生します。秋に羽化した成虫は冬を超えて生き延びます。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
上段左から シャリンバイです。葉が車輪状に出ること、一つ一つの花が梅に似ていることから名付けられました。もともとは海岸の植物でしたが、乾燥に強いことから 街路樹などに植栽されるようになりました。 ハクチョウゲです。漢字では「白丁花」。花の形が「丁子」に似ていることから名付けられました。白鳥とは関係がありません。樹木としては寿命が短く 10年ほどで枯れてしまいます カルミアです。 花笠のような花の形から「花笠石楠花」とも呼ばれます。 下段左から シャクヤクです。最近まですぐそばにボタンが咲いていたので、このシャクヤクはボタンの台木であったものが花咲いたものと思われます。 ピラカンサの花です。バラ科トキワサンザシ属で、 ヨコズナサシガメです。このとがった口を他の虫に突き刺し、消化液を送り込んで吸い取ります。 幼虫時には集団で狩りをするというユニークな習性をもっています。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
上段左から:オオムラサキツツジです。江戸時代から栽培されているツツジですが、ヒラドツツジの交雑種と言われています。 ひと月ほど遅いことと、茎が角ばっていないことです。 下段左から:ニシキギです。 ハナミズキです。 送り、その返礼としてハナミズキが贈られたことに始まります。 ボタンが枯れてシャクヤクとなってしまうことも。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
上段左から キエビネが開花 ドウダンツツジが開花 トキワマンサクが開花 |
![]() |
![]() |
左:寒桜が咲きました! 寒桜はバラ科 新宿御苑では今年は1月4日に開花が確認されています。 墓苑の寒桜はそれから2か月近く遅れての開花です。 右:アセビです。 漢字表記は「馬酔木」で、馬が食べると酩酊状態になることから名付けられました。 実際、いくつかの有毒成分を含んでおり、草食動物はアセビを食べません。 このため、シカの食害のある地域でもアセビには被害が無く、不自然に増える傾向が 見られるということです。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
左:白梅が開花しました。隣に紅梅、蝋梅と咲きそろっています。 中:沈丁花の蕾です。開花するまで暫く時間がかかりそうです。 右:フクジュソウが咲きそろい、繚乱状態です。 |
![]() |
![]() |
![]() |
左:紅梅と蝋梅が大雪と大寒の中で、寒さに耐えて懸命に咲いています。 中:フクジュソウです。キンポウゲの仲間の多くは毒草ですが、フクジュソウも同様です。 開花前の蕾の状態ではフキノトウに似ているため、誤って食べ事故になることがあります。 右:コゲラです。キツツキ科の鳥です。日本に生息するキツツキの仲間では最小です。 盛んに木の幹をつついて、虫を探しているところです。東京都小平市の「市の鳥」に指定 されています。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
最上:紅梅です。昨年の十二月から、例年にない厳しい寒さの中で寒さに耐えて咲き、一足早い春の訪れを告げてくれています。 上左:センダンが結実しました。センダンは古くから獄門の刑に処せられた者の首を掛けるために使われたとか。 上右:ロウバイです。梅の名前が付いていますが、実際はクスノキに近い仲間だそうです。花が蝋細工のようであること、 蝋月(十二月の古称)に咲くことから名付けられました。 中左:ジョウビタキのメスです。チベットから中国東北部、バイカル湖周辺に分布し、日本には冬季に渡ってきます。 オスは腹部の鮮やかなオレンジ色が特徴的ですが、写真はメスです。 中右:シロハラは中国からロシア沿海地方に分布し、日本には冬季に飛来します。あまり人に警戒心がないのか、3m位までは 近づけました。 下左:センリョウが結実し、下右:マンリョウも結実しました。どちらも正月の縁起物として使われます。実が葉の上に着くのが センリョウ、葉の下に実が付くのがマンリョウです。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
上段:紅梅が咲きました。墓苑の紅梅は早咲きで、十二月半ばには開花します。このため冬剪定は十二月までに終わらせ なければなりません。 下左:ヤツデです。葉が手のひら状に裂けていることから命名されました。必ず奇数に裂けており、八つに裂けることはありません。 下右:リュウノヒゲです。今年はこの実を集めて外皮を剥き取り、種を蒔いています。自然界では、鳥などが食べた外皮を消化して、 フンとして排出されて種が散布されます。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
左上:春~初冬に咲いていたマリーゴールドに代わって、花壇にスミレが植えられました。 中上:ビワの花です。ビワは梅雨期の果物ですが、花は11~2月に咲きます。目立たないながらも香しい花を咲かせます。 右上:ナンテンの実です。「難を転ずる」魔除けの木として、昔から手洗いの前や手水鉢の傍に植えられました。墓苑のナンテンも 手水鉢の後ろにあります。 左下:イチョウ、ドウダンツツジの紅葉です。中下:ソ連抑留者祈念碑横のナツツバキです。右下:残照に映えるケヤキです。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
上:カンツバキは、ツバキとサザンカの交配で生まれた園芸品種です。墓苑内では 毛虫の発生を抑えるため強剪定が施されているため、花着きがよくありません。 下:シャリンバイの花期は4月から6月ですが、今回は季節外れの花が咲きました。 奄美大島では、この実を大島紬の染色に使います。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
左上:カリンが結実しました。カリンは果肉が固く、そのままでは食用に向きませんが、カリン酒や砂糖漬けに加工されます。 中:クロガネモチは、名前が「金持ち」を連想させるため、縁起が良いとされています。 右上:ツワブキが開花しました。12月始め頃まで、墓苑西門を彩ることでしょう。 左下:エンジュが結実しました。エンジュは地上高い位置にあることが多く、普段はあまりよく見えませんが、木枯らし1号によって 落下した枝に実が付いていました。 右下:エサキモンツキツノカメムシ:背中のハートが特徴です。ミズキやカラスザンショウの樹液を好みます。メスは昆虫では珍しく 卵の世話をします。 |
![]() |
![]() |
![]() |
トキワサンザシはピラカンサとも呼ばれ、実は赤く美しいのですが、枝には鋭いトゲがあります。 オンブバッタは、大きい方がメス、背中に背負われている方がオスです。 茶の花、チャノキは苑内に2本あります。 |
![]() |
![]() |
![]() |
ハギは秋の七草のひとつです。 ミドリヒョウモンは、成虫として生きる期間が比較的長く、秋にはご覧のように羽がボロボロになっています。 ヤブランは、苑内各所で花の盛りを迎えています。日陰や荒れ地でも育つ強さから、花言葉は「謙虚」「忍耐」だそうです |
![]() |
![]() |
ミンミンゼミは、他の蝉に比べて、傾斜地を好む傾向があるとか。お堀の傾斜は大好き? 彼岸花も、丁度九月二十日からのお彼岸に合わせるかのように咲き始めました。 ハナムグリは菊などの花に飛来して、大好物の花粉や蜜を食べます。 |
![]() |
![]() |
![]() |
純国産のキクラゲです セスジイトトンボは本来は水辺に生息します。おそらくは皇居のお堀から遊びに来たのかも。 ツマグロヒョウモンは、日本では関西にしか生息していなかったのですが、90年代からは 関東でも見られるようになりました。 |
![]() |
夏水仙は、花期に葉がないことから、ハダカユリとも呼ばれます。 ヤマトタマムシは、緑金色の羽を持った非常に貴重な品種です。 シロハナマンジュシャゲが咲き始めました、彼岸花の仲間だそうです。 |
![]() |
![]() |
![]() |
左:アベリア葉成長力旺盛、開花時期は初夏~秋と長い 中:カマキリの幼体 右:マンリョウは繊細で可憐 |
![]() |
![]() |
![]() |
左:マリーゴールドにベニシジミ蝶の来客 中:季節はずれの山吹(八重) 右:ナミアゲハも一休み |
![]() |
紫君子蘭はヒガンバナ科、君子蘭とは形は似ているが別種。 |
カルミヤ(別名・ハナガサシャクナゲ/ツツジ科 |
昨年5月に植樹(中央)したソメイヨシノが満開になりました。左端は墓苑のしだれ桜等 |
カンザクラ 3月3日 |
紅梅 1月 蝋 梅 1月 |
![]() |
千鳥ヶ淵・冬の季節 : |
墓苑に隣接し、一歩外に出るとそこは千鳥ヶ淵緑道、春は桜の名所、夏は深緑で覆われる等、一年を通してそれぞれの季節の景観を誇示し、訪れた人を楽しませてくれています。 平成29年1月5日現在 |
千鳥ヶ淵 | 千鳥ヶ淵緑道 |
![]() |
墓苑での慰霊祭、奉仕茶会及び戦友会、遺族会、宗教団体等の実施 する慰霊奉賛 行事等についてのご質問は、 ℡ 03-3261-6700まで Email c-houshikai@boen.or.jp |