千鳥ヶ淵戦没者墓苑(千鳥ヶ淵緑道)の四季

 

   
 戦没者墓苑内の花・木小動物
千鳥ヶ淵戦没者墓苑は5千坪の墓苑内には約4千本の常緑樹を主体にした木々が植えられており、
又四季折々花が色鮮やかに咲き、苑内を彩り閑静な環境と景観を保っております。
花々に集う小動物もお楽しみ下さい。 

平成30年 (7~8月の彩り)

例年より約半月遅れの6月30日に開花した大賀ハスの花は、その後順調に次から次へと咲き続け、
8月上旬時点でも咲き続けています。
墓苑のハスの池では、一度に四輪の花が開花することはめずらしく、貴重な映像をカメラに収めました。






平成30年 (6月の彩り)
上段: 左はナツツバキ 樹上の高い位置で咲いてしまっているので中々目につきませんが、今年は落花しているのを見て開花が知れました。
  
右は ユーモラスな木の実の形からしばしば来苑者から質問を受けますが、これは蝋梅の実。今年は特に実の着きが良いです。
二段目:左は イヌビワの実 ビワに似た外見ですが美味ではないためイヌビワと名付けられました。
    右は
サツキが開花。 月から月ごろに開花することからサツキと名付けられました。
三段目:左はサンゴシトウ(珊瑚刺桐)が開花 来苑者から「トウガラシの木ですか?」と質問されることがありますが、これはサンゴシトウ。
    花の形がサンゴに似ていて、茎に棘があることから命名されました。
   
右は 入梅に先駆けてアジサイが咲き始めました。
下段:左は
ツバキの実が結実。 タネを取り出して圧搾すると重量の二割程度の椿油が採れます。
   右は
ナナホシテントウの蛹(サナギ) ナナホシテントウは年に二回羽化しますが、この蛹は一回目の羽化。夏には寿命を終えますが、
   すぐに二回目に羽化した成虫が発生します。秋に羽化した成虫は冬を超えて生き延びます。






平成30年 (5月の彩り)
上段左から
シャリンバイです。葉が車輪状に出ること、一つ一つの花が梅に似ていることから名付けられました。もともとは海岸の植物でしたが、乾燥に強いことから
街路樹などに植栽されるようになりました。
ハクチョウゲです。
漢字では「白丁花」。花の形が「丁子」に似ていることから名付けられました。白鳥とは関係がありません。樹木としては寿命が短く
10年ほどで枯れてしまいます
カルミアです。 花笠のような花の形から「花笠石楠花」とも呼ばれます。 この花もまたハナミズキ同様にサクラの返礼としてアメリカから贈られたのが始まりです。
下段左から
シャクヤクです。
最近まですぐそばにボタンが咲いていたので、このシャクヤクはボタンの台木であったものが花咲いたものと思われます。
ピラカンサの花です。
バラ科トキワサンザシ属で、 花言葉は「美しさはあなたの魅力」 です。
ヨコズナサシガメです。
このとがった口を他の虫に突き刺し、消化液を送り込んで吸い取ります。 ヨコヅナの名が示す通り、日本で最大のサシガメです。
幼虫時には集団で狩りをするというユニークな習性をもっています。




平成30年 (5月の彩り)
上段左から:オオムラサキツツジです。江戸時代から栽培されているツツジですが、ヒラドツツジの交雑種と言われています。
     
クルメツツジです。 サツキツツジと似ていますが、花期が早いこと(4月から咲く)、花が株を覆い尽くすほど多く咲くことで見分けられます。
     
ナルコユリ(鳴子百合)です。 花の並んだ姿が鳥除けの「鳴子」に似ていることから命名されました。 近縁種のアマドコロとの違いは花期が
      ひと月ほど遅いことと、茎が角ばっていないことです。


下段左から:ニシキギです。 世界三大広葉樹の一つに数えられますが、花は見ての通り地味で目立ちません。
     
ハナミズキです。 アメリカ原産です。日本での植栽は1915年から。1912年に当時の東京市長がサクラ(ソメイヨシノ)をアメリカのワシントンに
     送り、その返礼としてハナミズキが贈られたことに始まります。
     
ボタンです。 中国では「花の王」と称せられ国花の候補にもなっています。 多くはシャクヤクを台木としているため、気を付けて育てないと
     ボタンが枯れてシャクヤクとなってしまうことも。





平成30年 (4月の彩り)
上段左から

キエビネが開花しました。エビネの一種。もともとは西日本に自生していましたが、純粋種は自然界では激減し絶滅危惧種として指定されています。
この写真の個体もおそらくは他のエビネとの交雑種と思われます。

アマドコロです。春の新芽は山菜として食用にされます。根も晩秋に収穫したものは天ぷらにすると美味だといいます。

ドウダンツツジが開花しました。漢字では灯台躑躅ですが満点星躑躅とも表記されます。火星と木星の間にある小惑星帯の中には「満点星」(ドウダンツツジ)
の名で登録された小惑星があります。


下段左から

ヤマブキが開花しました。墓苑内のヤマブキは八重咲のため実を付けません。太田道灌の越生での逸話にある通り。
七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」

スイセンです。ニラと誤食して食中毒を起こす例が今年もしばしばニュースになります。ミツカドネギも葉はスイセンに似ているため、誤食の危険性があります。
食べるなら花が咲いていて、違いが明らかな今の時期が望ましいです。

トキワマンサクが開花しました。落葉樹であるマンサクに対して、一年中葉をつけているため「常盤万作」と名付けられました。
中国南部からインドにかけて分布していますが、
1931年に日本の伊勢神宮内でも自生が確認されました。





平成30年 (3月の彩り)
左:寒桜が咲きました!
 寒桜はバラ科に属し、寒緋桜と山桜の雑種と考えられています。
 新宿御苑では今年は14日に開花が確認されています。
 墓苑の寒桜はそれから
2か月近く遅れての開花です。
右:アセビです。
 漢字表記は「馬酔木」で、馬が食べると酩酊状態になることから名付けられました。
 実際、いくつかの有毒成分を含んでおり、草食動物はアセビを食べません。
 このため、シカの食害のある地域でもアセビには被害が無く、不自然に増える傾向が
 見られるということです。





平成30年 (2月の彩り)
左:白梅が開花しました。隣に紅梅、蝋梅と咲きそろっています。
中:沈丁花の蕾です。開花するまで暫く時間がかかりそうです。
右:フクジュソウが咲きそろい、繚乱状態です。




平成30年 (2月の彩り)
左:紅梅と蝋梅が大雪と大寒の中で、寒さに耐えて懸命に咲いています。
中:フクジュソウです。キンポウゲの仲間の多くは毒草ですが、フクジュソウも同様です。
  開花前の蕾の状態ではフキノトウに似ているため、誤って食べ事故になることがあります。
右:コゲラです。キツツキ科の鳥です。日本に生息するキツツキの仲間では最小です。
  盛んに木の幹をつついて、虫を探しているところです。東京都小平市の「市の鳥」に指定
  されています。




平成30年 (1月の彩り)
最上:紅梅です。昨年の十二月から、例年にない厳しい寒さの中で寒さに耐えて咲き、一足早い春の訪れを告げてくれています。
上左:センダンが結実しました。センダンは古くから獄門の刑に処せられた者の首を掛けるために使われたとか。
上右:ロウバイです。梅の名前が付いていますが、実際はクスノキに近い仲間だそうです。花が蝋細工のようであること、
蝋月(十二月の古称)に咲くことから名付けられました。
中左:ジョウビタキのメスです。チベットから中国東北部、バイカル湖周辺に分布し、日本には冬季に渡ってきます。
オスは腹部の鮮やかなオレンジ色が特徴的ですが、写真はメスです。
中右:シロハラは中国からロシア沿海地方に分布し、日本には冬季に飛来します。あまり人に警戒心がないのか、3m位までは
近づけました。
下左:センリョウが結実し、下右:マンリョウも結実しました。どちらも正月の縁起物として使われます。実が葉の上に着くのが
センリョウ、葉の下に実が付くのがマンリョウです。




平成29年 (12月の彩り)
上段:紅梅が咲きました。墓苑の紅梅は早咲きで、十二月半ばには開花します。このため冬剪定は十二月までに終わらせ
    なければなりません。
下左:ヤツデです。葉が手のひら状に裂けていることから命名されました。必ず奇数に裂けており、八つに裂けることはありません。
下右:リュウノヒゲです。今年はこの実を集めて外皮を剥き取り、種を蒔いています。自然界では、鳥などが食べた外皮を消化して、
    フンとして排出されて種が散布されます。




平成29年 (11月の彩り)
左上:春~初冬に咲いていたマリーゴールドに代わって、花壇にスミレが植えられました。
中上:ビワの花です。ビワは梅雨期の果物ですが、花は11~2月に咲きます。目立たないながらも香しい花を咲かせます。
右上:ナンテンの実です。「難を転ずる」魔除けの木として、昔から手洗いの前や手水鉢の傍に植えられました。墓苑のナンテンも
    手水鉢の後ろにあります。
左下:イチョウ、ドウダンツツジの紅葉です。中下:ソ連抑留者祈念碑横のナツツバキです。右下:残照に映えるケヤキです。




平成29年 (上:カンツバキ、下:シャリンバイ: 11月)
上:カンツバキは、ツバキとサザンカの交配で生まれた園芸品種です。墓苑内では
毛虫の発生を抑えるため強剪定が施されているため、花着きがよくありません。
下:シャリンバイの花期は4月から6月ですが、今回は季節外れの花が咲きました。
奄美大島では、この実を大島紬の染色に使います。




平成29年 (左:カリン、中:クロガネモチ、右:ツワブキ、
左下:エンジュ、右下:エサキモンツキツノカメムシ: 10月)

左上:カリンが結実しました。カリンは果肉が固く、そのままでは食用に向きませんが、カリン酒や砂糖漬けに加工されます。
中:クロガネモチは、名前が「金持ち」を連想させるため、縁起が良いとされています。
右上:ツワブキが開花しました。12月始め頃まで、墓苑西門を彩ることでしょう。
左下:エンジュが結実しました。エンジュは地上高い位置にあることが多く、普段はあまりよく見えませんが、木枯らし1号によって
    落下した枝に実が付いていました。
右下:エサキモンツキツノカメムシ:背中のハートが特徴です。ミズキやカラスザンショウの樹液を好みます。メスは昆虫では珍しく
    卵の世話をします。




平成29年 (左:トキワサンザシ、中:オンブバッタ、右:茶の花: 10月)
トキワサンザシはピラカンサとも呼ばれ、実は赤く美しいのですが、枝には鋭いトゲがあります。
オンブバッタは、大きい方がメス、背中に背負われている方がオスです。
茶の花、チャノキは苑内に2本あります。




平成29年 (左:ハギ、中:ミドリヒョウモン、右:ヤブラン: 10月)

ハギは秋の七草のひとつです。
ミドリヒョウモンは、成虫として生きる期間が比較的長く、秋にはご覧のように羽がボロボロになっています。
ヤブランは、苑内各所で花の盛りを迎えています。日陰や荒れ地でも育つ強さから、花言葉は「謙虚」「忍耐」だそうです




平成29年 (左:ミンミンゼミ、中:彼岸花、右:ハナムグリ: 9月)

ミンミンゼミは、他の蝉に比べて、傾斜地を好む傾向があるとか。お堀の傾斜は大好き?
彼岸花も、丁度九月二十日からのお彼岸に合わせるかのように咲き始めました。
ハナムグリは菊などの花に飛来して、大好物の花粉や蜜を食べます。




平成29年 (左:キクラゲ、中:セスジイトトンボ、右:ツマグロヒョウモン: 8月)

純国産のキクラゲです
セスジイトトンボは本来は水辺に生息します。おそらくは皇居のお堀から遊びに来たのかも。
ツマグロヒョウモンは、日本では関西にしか生息していなかったのですが、90年代からは
関東でも見られるようになりました。




平成29年 (左:夏水仙、中:ヤマトタマムシ、右:白彼岸花: 8月)

夏水仙は、花期に葉がないことから、ハダカユリとも呼ばれます。
ヤマトタマムシは、緑金色の羽を持った非常に貴重な品種です。
シロハナマンジュシャゲが咲き始めました、彼岸花の仲間だそうです。




平成29年 (左:アベリア、中:カマキリ、右:マンリョウ: 8月)

左:アベリア葉成長力旺盛、開花時期は初夏~秋と長い
中:カマキリの幼体
右:マンリョウは繊細で可憐




平成29年 (左:マリーゴールド、中:山吹、右:ナミアゲハ: 8月)

左:マリーゴールドにベニシジミ蝶の来客
中:季節はずれの山吹(八重)
右:ナミアゲハも一休み




平成29年 (左:海老根、右:紫君子蘭: 6月~7月)

海老根は多年草で、根がエビのように太く曲がることから名付けられた。
紫君子蘭はヒガンバナ科、君子蘭とは形は似ているが別種。




平成29年 (古代ハス、大賀ハス:6月~8月)





平成29年 (苑内の「カンザクラ」 :2月12日)   






平成29年1月5日(苑内に咲く花々)





平成28年5月10日

カルミヤ(別名・ハナガサシャクナゲ/ツツジ科



平成28年 (苑内のソメイヨシノが見頃になっています。 :4月2日)   

昨年5月に植樹(中央)したソメイヨシノが満開になりました。左端は墓苑のしだれ桜等



カンザクラ 3月3日
  紅梅 1月                  蝋 梅 1月          







     
  千鳥ヶ淵・冬の季節 :                       



墓苑に隣接し、一歩外に出るとそこは千鳥ヶ淵緑道、春は桜の名所、夏は深緑で覆われる等、一年を通してそれぞれの季節の景観を誇示し、訪れた人を楽しませてくれています

                                      平成29年1月5日現在     

         千鳥ヶ淵          千鳥ヶ淵緑道




 墓苑での慰霊祭、奉仕茶会及び戦友会、遺族会、宗教団体等の実施 する慰霊奉賛
行事等についてのご質問は、  
℡ 03-3261-6700まで 
                          Email c-houshikai@boen.or.jp

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