
千鳥ヶ淵戦没者墓苑奉仕会理事長挨拶
ご挨拶

弊会のHPをご覧の皆さま、5月13日に実施された令和4年度千鳥ヶ淵戦没者墓苑奉仕会評議員会後の臨時理事会において、同日付で理事長に選任されました塚田章と申します。奉仕会の業務に携わって5年が経過しておりますが、歴代の理事長に比べて、業務に関する知識等について未だ不十分と考えており、関係者の皆さま方の期待に応えられるよう努力する所存でありますので、どうぞ宜しくお願い致します。
さて、会員の高齢化、会員・参拝者減少やこれに伴う収入の減少等奉仕会の抱える問題は山積しており、大変な時期に理事長を拝命したと思っております。ただ、幸いにも令和3年度に検討した中長期事業計画があり、これを着実に実施することが私に課せられた最大の責務と考えております。
ただ、忙しさに忙殺されると、真に必要なこと忘れてしまうことも事実であり、しっかりとした座標軸を持って業務にあたりたいと思っております。その座標軸となり得るものは「参拝者ファ-スト」の精神にあると考えております。私どもは定款にある「戦没者崇敬思想の普及」を任務の一つとして業務を行っておりますが、戦没者崇敬思想の普及の対象者を考える時、多くの国民を対象とすべきと考えておますが、まずは足元から行うということで「参拝者ファースト」を優先することと致します。私どもの業務はある一面ではサービス業にあたり、顧客たる参拝者に対して優先的に業務にあたることは言わずもがなです。
千鳥ヶ淵戦没者墓苑への参拝者の特性上、多くご遺族については、高齢化が進んでおります。かかる高齢者に相応しいサービスの提供が必要になると考えます。また、参拝者の重要な地位を占めている方は団体参拝の方々です。特に慰霊行事実施団体に対するサポートについても、これまでの方法でよいのか再検討が求められており、各団体等のご意見を拝聴しつつサポートに努める所存です。
コロナ禍が継続しておりますが、奉仕会としましては、これまで培った感染対策のノウハウを活かして、業務を行っております。前任者と同様、皆様方のお力添えを頂きつつ、全力で職務を全うする所存でありますので、変わらぬご支援、ご協力を賜りますよう切にお願いして着任のご挨拶とさせていただきます。
令和4年5月13日
千鳥ヶ淵戦没者墓苑奉仕会理事長塚田章
墓苑に関するご質問は奉仕会 TEL:03-3261-6700まで