
終戦80年、令和7年度千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式新たに368柱を納骨
2025年05月31日
令和7年度厚生労働省主催の千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式が5月26日、秋篠宮皇嗣同妃両殿下をお迎えして、ここ千鳥ヶ淵戦没者墓苑にて厳かに執り行われた。
墓苑六角堂墓前には天皇皇后両陛下下賜の大花籠が飾られ、遺族約300名、並びに石破総理大臣をはじめ、衆議院議長、参議院議長、関係各省大臣、国会議員、駐日関係各国大使、各政党代表、関係団体代表、遺骨帰還事業協力者等の来賓約300名の計約600名が参列した。
式典は定刻午後零時三十分、秋篠宮皇嗣同妃両殿下が入場され開始された。皇宮警察音楽隊の演奏に合わせて参列者全員の国歌「君が代」斉唱に始まり、福岡厚生労働大臣の式辞、引き続き、納骨の儀が執り行なわれ、厚生労働大臣が社会援護局長から手渡されたご遺骨を奉持して六角堂内の納骨室に収めた。
今回納骨されたご遺骨は硫黄島、パラオ諸島、マリアナ諸島、東部ニューギニア、ビスマーク・ソロモン諸島、ロシア、モンゴル等において収容した戦没者の御遺骨のうち、御遺族に引き渡すことができない368柱が墓苑に納骨された。今回の納骨により墓苑には累計371,008柱のご遺骨が奉安された。


